2014年1月21日火曜日

オワトケからイケトケへのコンバージョン

もう終わった感じ満々だったオワとけ(終わった時計)DW-056ですが、
外装とベルト交換して、イケとけ(イケてる時計)に変身したのは先の通り(笑)


しかし、しかしです。内部が結露するんですね。ええ。

で、実は既に、Oリング、シリコングリス塗布、組み直しを2回実施して、
大丈夫かな・・・・って思っていたんですが、
先だって、外は氷点下。
通勤の時、ふと時計を見たら、結露している・・・・(涙)

さて、考えましたよ、ええ。Oリングを全部交換したいな、と。
しかしです、正面パネル、ガラス面の防水性は、これ、多分、接着ですよね?
これはどうしようもないな〜

そもそも、結露の原因が解りません。浸水したのか、内部の水分のせいなのか。
内部には酸素が存在するので、結露するのは解りますが、普通の時計は、その程度では結露しませんよね。(多分)

ここで、悩みます。
いっそのこと、安い新品買って、中身を入れ替えちゃうか?
その方が性能的には格段に上がるはず。

こちとら、何といっても、17年前の老とる装置。まるで
オオカミの皮を被った老ヤギですから。




またバラしました。段々要領を得たというか、スピーディに出来るようになりました。

で、結露を防ぐには、水分をゼロにするか、真空にするか、窒素ガス封入するか、など
いろいろ頭を駆け巡ります。全部無理です(笑)

ところで、ジンのドライカプセルっていうのはこういう事態に有効なんだろうな〜
ジンのアイデアに脱帽です。時計内の圧力と、外気の圧力が同圧の場合は、当然の事ながら空気の入れ替えはおきませんので、時計内部は乾燥した状態がキープされるはず。
本当は窒素ガスとかを加圧状態で封入出来ればいいのだけれど。
ちなみにアルゴンガスの方が熱伝導が低いのでもっといいのかな。
住宅の多層ガラスはアルゴン封入しているものもありますね。

そう、要は断熱なんだよね。断熱。
Gショックはボディがプラなので、そっちは、断熱効果高いんだけど、
バックパネルは金属です。
これは素肌に接触して、およそ30℃くらいに時計全体を加熱状態にします。
一方表面パネル(文字盤)側は
僕が今経験している結露する条件としては、多分せいぜい5度くらいです。
(先日の結露の時は、外気温は-5℃でしたから、手首の外側は5度くらいじゃないでしょうかね?)

寒いところから、暖かい部屋に入った時に、メガネが曇りますよね?

中は暖房で暖かい部屋、外は雪降る世界、窓の内側は結露しますよね?

結露するのは当然なのかもしれません。
でも、他の時計は結露しないんだよな〜・・・・。

とにかく、出来る事は無いか?と考えました。
とりあえず気密性を上げる事は出来ないものか?
そこで、プッシュボタンのOリングへのグリス塗布を思いついたので、やってみることに。

ケース内側のプッシュボタンのシャフト先端に、Eリング(スナップリング)が見えます。
こんな小さいEリングを見るのは初めてです。
これ、外したら、正直言って付ける自信ありませんでした。
でも突撃です。
と、その前に
外す前に、動作を確認しておきます。結構渋いですね。戻りも悪いみたいです。

外し方は、小さい小さいマイナスかピンセットで、隙間に突っ込んでちょこっと押せば、外れます。
下の写真はEリングのサイズが解るように、裏蓋固定ネジと比較してみました。
これ、マジで小さいので、無くさないように。

僕は、これをハメル時に、パチンと飛んでしまい、えらい事になりました。(汗)



押しボタンはこんな感じです。Oリングが二重?になってまして、バネも入っています。
これにシリコングリスを塗り塗りです。
実際には、Oリング塗布器に浸ける体ですけどね。


↓ボタン外したところ

さて、付けますかね。Eリング。これ、コツが解りました。
この↓の向きだと、落っこちるので・・・・・



↓この向きにして、プッシュボタンのシャフトの台座(周囲の黒い部分)に
Eリングを置いて、シャフトの溝に合わせて、パチンと飛ばないように、
ピンセットで押し込む、というか、シャフトとEリングを一緒に挟むっていう感じ。

ああ、これは、普段、Eリングとかを使った事ないとわかんないかもしれませんね。

僕は、最初の1個目の固定の際、Eリングを床に落としてしまい、探索に10分かかり、
泣きそうになりました。写真を撮るのもユルくないです。


マジで、写真を撮るの、大変でした。

プッシュボタンの動きがすごいスムーズになりました!

さて、これやりながら、ふと気が付いたんですが、
いつもやる時、夜な訳でして、先日買ったZライトでガンガン照らしてるんですが、
もしかして、この状況で、時計自体が温まっているんじゃないかと思った訳です。
電球は白熱球なので、冬場の今は暖かくて気持ちいいくらいですが、
時計自体はもしかして、30度以上になっているのかも・・・・と。
湿気の問題というよりは、この温まった状態で蓋を閉じる事がマズいのではないかと思った訳です。

逆に、もっと寒い状態で、組み付けすれば、温度上昇したとしても結露する事ないんじゃね?と。
そんな訳で、ネジを固定する前に、チャック式袋に入れて、玄関の寒いところに放置中。

数時間後、わりと冷たい状態で組み付け完了。

本日、実機テストしておりますが、外に出ても曇りません。
成功か?
あとは、お風呂に突撃するかどうか迷い中です(笑)




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