2021年7月22日木曜日

リスクゼロを求める人へ

リスクは、あるのか? 無いのか? はっきり言いなさい
などと詰められ、
「有ります」と言った途端に


「あなたは、それで良いと思っているのか?」

「御社は、そういう姿勢なのか?」

と、
優しく変化球で恫喝されても 迷わず言いましょう。
こういう変化球を投げてくる人は、リスクがあることを悪い事、
そういう姿勢をとることを企業としていけないこと、
と勘違いしている節があるのです。

そんなことはお構いなしで、

「はい、良い悪いではなく、リスクは有るか無いかと言われれば、有ります」

「はい、弊社もそういう姿勢です」

と、きちっと考え方を整理してあげましょう。


これは、会社の方針とか、社会の構図とか、そういう話ではなく、
至って単純かつ科学的なものです。

ここでいうリスクの定義を
互いに確認しなければならないのは確かですが。

リスク➡︎起きる危険➡︎不具合やそれに起因する迷惑 、まあ損害を含む
としたとして
起きにくいような対策やコントロールはお互いのために必要ですが、
これは、発生する危険の低減や、回復までのプロセスを効率化をするものではありますが、
その危険をゼロにするものではありません。


隕石が落ちてくる可能性があるか?無いか?

言われれば

「ある」です。

だからと言ってヘルメット被って外出する?
いやいや、ヘルメット意味ないよね。
家にいる?
いやいや、家にいてもダメじゃん?

では、どうする?
危険が起きる確率を推定して、得られる利益と天秤にかけて、突き進むわけです。

ヘルメットも被らないし外出もします。

この判断は、その人がします。
判断する際には、第三者が言うことを参考にしたり、自分の経験から推定します。

隕石が落ちてきても損害無いようにする?
地下にシェルター作る?でも、シェルター壊れたら?
シェルターの費用は?結局外出 出来ないけど?

それって結局は、隕石が落ちて来ないようようにするしかない訳です。
でもそれは無理というものです。

至って単純な話なのです。

しかし、こんな単純な話を理解出来ない人がいるので、
このような面倒な説明が必要になるのです。



地球の南北が入れ替わるぼールシフトが起きたらどうすんだ?!

2000年に一度の大地震がきたら?
そんな対策で良いのか?

あの壁を超えて巨人が襲ってきたら?

宇宙人が襲来してきたら?

気持ちは分からないでもないですが、私たちは、一定の社会活動の元で営みがあるわけで、(日本においての話)
これらの危険は、あるのか無いのかと言われれば、
巨人が襲ってくること以外は、有ると言わざるを得ません。
(起きる確率は低いですけどね)

事実、1000年に一度の地震が、311にはあった訳ですから。

肝心なのは、それが起きた時にどういった対応、行動をとるか、です。

それだけです。それしか無いのです。

リスクをゼロにしなければならない病気にかかっている人は、よーく考えてもらえば
わかると思うんですけどねぇ

無理かなあ
あれ、ここまで書いてて気づいたのですが、
コロナをゼロにするって言っている政治家やマスコミや専門家の方々、たくさんいらっしゃいますけど、これってご病気ですね。

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