毎日、毎日、アルバイトの日々
それなりに仕事を任されるようになり、先輩パートさんたちと仲良くなり。
毎朝愛車88NSRに乗って通勤だ。
甲州街道をすり抜けていた。
左からふくらんできた車、
おおっと!
思わず、俺も少し膨らむ、が、
右の車線の車には当たらないだろう。
と思ったら、
なんと、右の車は、さらに右の右折車がダンプだったみたいで、膨らんできやがった。
予定より、隙間無いじゃん!
アクセルオン。
間に合わず、スルスリ~いや、ズリズリ~。
白いマークⅡ。
あ~あ、やっちまったなぁ。
接触事故ってやつ、
まぁ、すり抜けしていた俺は悪いよね、的な感じで
その相手の会社に挨拶にいったり、事故の証明をもらいに一緒に警察に行ってもらったりと
何回か、相手と会うのでした。
相手はどうやら、その会社でも偉そうな人でした。
人の良さそうな白髪のおじさん、人生の大先輩のような風格。
俺の免許証を見て
本籍地が北海道だったんで、北海道の話になり、
その人も旅行で北海道に行ったとか、
今、何やってるんだ君は?
とか聴かれて、
あ、アルバイトです。 みたいな。
当時はフリーターとか割と普通だったからな。
「じゃ、You MeのとこにComeしない?」
じゃなくって、
「じゃ、うちに来ないか?」といわれて、
「はい、喜んで!」と俺。
いや、実際は、そんな感じじゃなかったんだけどこのままアルバイト生活してても
お先真っ暗だよな~なんて思っていたので、渡りに船とは、まさにこのこと。
流れとしては、そういう感じでした。
このとき、確か2月くらい。
もう、この会社には、新入社員2名が決まってまして、
急遽俺が追加。
社内では、俺に大して
どっかの飲み屋で、社長がスカウトしてきたんだ
という噂が立っていたのでした。
俺の接触事故の相手は社長だったのです。
拾われた犬みたいなもので、
とりあえず、がんばって働きまして、
同期で入った学卒のドクターがかなりのツワモノだったお陰で
高卒なりに普通にしていただけなんだけど
お前はよくやると評価され・・・・・。
あれから、もう20年ですわ。
この話、当時は何にも思わなかったんだけど、
今思うと、凄い運命を感じる訳です(笑)
今の若い子らにこの話をしても信じてもらえず、
しかも、昔の会社入った時の集合写真を見せても
俺を発見できないという
悲しい20年!いや、楽しい20年!
ありがたき20年、
さてさて、この先どうなることやら。
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