2012年9月9日日曜日

胆のう摘出、開腹手術をやっちゃいました。(2/2)

順番がちぃと入れ替わりますが、
前回(1/2)では、手術直後からの経過を記載しましたが、
今回は、そこに至までの顛末と気が付いた点を
だらだらと記載したいと思います。



思い起こせば、ずいぶん前、つくばに住んでいた頃、暴飲暴食を繰り返し
どんどん、増幅していた時代に
一度、夜中に、痛くて病院(つくばメディカルセンター)に行った事がありまして、その時に、
多分、胆石でしょうって、診断されたんだけど、経過観察で、
エコーでも見当たらなくて、
でも、もっとちゃんと検査して、対策していれば、
つまり、胆石をを溶かす薬とかを飲んでいればこうならなかったのかもしれませんが。
今から20年くらい前に痛みが一回だけあったんです。


で、
2011年の1月、昼休みに、アタターって痛くなって、その日に受信出来る病院を会社の同僚がすぐに調べてくれて、イタタ〜って言ってタクシーで病院に向かいました。

そこでは、とりあえず、点滴打っているうちに痛みも無くなったんですが、
後日検査を繰り返しやりました。主に、血液とエコー。

でもね、なかなか分からないんですよ。ポリープはすぐに分かったけど、石はすぐには
分からなかった。エコーやるときに、立ってエコー、跳ねてエコー、下向いてエコーだもん。
エコーやった事ある人、わかると思いますが、普通は、横になってエコー検査するんですよね。
いろんな体勢でエコー検査したお陰で、石を発見することが出来ました。
確実に2個の石がありました。10mm大の石。二個。

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ポリープの間にあるもの、
いろいろあるので、エコーや、CT、MRIなど結構な検査をみっちりやらないと、なかなか想定できません。
実際、これらの検査をやっていたにも関わらず、摘出した胆のうは、もっと
すごい事になっていたのです。

トンブリサイズの脂肪性のものや、ドロドロとつぶつぶのミックスとか。
あったそうです。うちのかみさんはそれを、実際に見せてもらったそうです。
目の前で。
写真を取っておくように、と指示したのですが、そういう雰囲気では無かったとのこと。
これは手術をやらないと分かりませんね
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とにかく、経過観察ということで、定期的に受診していたのですが、
結晶(石)が、既に、摘出サイズであること。
このまま放置しても、良い事は何も無いだろうということで、
いつ、手術するか?ってのを
考えていたのです。
何しろ、痛み(発作)が無いので、先生も、私も、
さて、どうしたものか。しかも血液の状況も、特段、悪くない。

でも、このままほっといても何も良い事無いわな。
ってんで、
ええ〜い、めんどくせぇ、いっちょ、取ってくれや、先生〜

相成った訳です。

で、手術の前には、いろんな検査をやります。
先のエコーはともかく、CT、MRI、胃カメラ、大腸検査、レントゲン、などでしょうか。
仕事の合間、出張の合間にこれらをこなすのは、なかなか大変ですが、
時間に余裕があれば、これらの検査も含めて入院してしまえば、簡単です。

僕の場合は、検査類は殆ど事前に済ませていたので
月曜日の午後から入院し、
水曜の手術日までは、どちらかというと、「入院の練習」みたいなものです。
入院するということは、当然、それらのルールがある訳で、そのルールは
健康な状態で、理解しておくことが重要です。
術後に、細かい説明されても、分かんないですからね。

手術までの1日半で、入院生活の流れを知り、点滴、血液検査、オシッコを貯める。

「タイ象さん、
24時間、オシッコを貯めてもらいますから・・・・」って
ナースに言われて、
「そんなに我慢出来ませんけど・・・・・」って言ったら、
「プハッ、いやいや、貯めるのは、膀胱に貯めるんじゃなくて、
トイレに、ビニールパック置いとくので、そこに貯めておいて下さい」と。
なるほどね。びっくりしたぜ。

入院に際して、
この際、読みかけの本とか、読み直しておきたい本とか、日本の神様の本とか
防衛問題についてとかの本、
いろいろ持ち込んだんです。
リモワトパーズに入れて。
でもですね、ハッキリ言って、術後には、まったく、読む気になりません。

よく言われるのは、入院生活はヒマだから、
クロスワードとか、漫画何十巻とか、そういうのイイって言われますけどね、
それは、多分、外科的な、例えば足を骨折したとかね、そういうのだと思う。
僕みたいに、いや、他の患者さんもそうだったけど、
せいぜい、新聞を眺める、そう「眺める」程度なんですよ。
みっちり読む事は、疲れるのです。
ましてや、開腹手術を行った人は、気軽に寝転ぶことも出来ませんからね。
要するに、元気無いのです。全然、ピンピンしてませんから。

monoマガジンとか、DIMEとか、情報系の雑誌、バイク雑誌、時計雑誌(笑)
とか、ペラペラ〜って眺める程度のものなら、何度も見る事ができる。
回復度合いに応じて、だんだんと細かく読めるようになるので、良いと思う。

さすがに、お見舞いにきてくれたKT氏は自身の経験もあり、その点はよく分かっていて
僕に、バイクの雑誌と、時計の雑誌を差し入れてくれました。
ありがとう!

ま、入院当日の夜の食事は、入院食の常食。
つまり、普通の食事です。もちろん、カロリーは控えめ。
翌日の朝と昼は普通で、そのあとは絶飲食です。ここから点滴もあります。
手術に向けての準備。緊張して寝付けない人には睡眠薬の投与もあるそうです。
手術前は、麻酔を効きやすくする薬を注射したり、割と忙しく、
はい、ストレッチャー乗って、よくドラマなんかである
運ばれるシーンです。
で、手術室に入ります。照明が眩しいですね。
手術担当助手さんたちと会話。
ストレッチャから、イチ二の三、で、台に移動。
この台は、ゴム状のポコポコっていうか、クッションがあって、寝た感じは痛くない。
しかも、温かくて、気持ちいい。
で、素っ裸にされます。
「温かくて気持ちいいですね」って言ったら、
「温めておきました(笑)」って。
そんな会話もそこそこに、
肩から注射しますよ〜、ちょっとヒンヤリしますね〜というかけ声。
プシュっ
おわ〜、ヒンヤリする〜
する〜・・・そのまま記憶はありません。
後は回復室でオエオエの状態から目覚めました。(笑)


もし、これから手術をお考えの方で、
ご質問などありましたら、メールでどうぞ。
知っている限り、可能な限り、お答えします。
自己紹介欄のプロフィール>メールから送信可能です。

あ、そうだ、
高額医療控除の申請を、ご自分の加盟している保険組合などに行う必要があります。
後でも処理可能ですが、その場合は、手続きに2〜3ヶ月かかるそうです。(マジ?)
あとは、生命保険などに加入している場合は、病院(医師)に書類を記載していもらわなければ、なりません。退院前に書類を提出しておきましょう。
ちなみに、文書作成代として、5000〜10000万円くらいかかります。1通。
何件も生保に加入している場合は、文書も、それごとに用意する必要がありますので、
お金がかかりますね。


腹腔鏡手術だと、回復が速いこと。
痛みも少ないこと、
メタボはやっぱダメだなってこと。これは確かです。太っていて良い事なんて、何も
ありません。
もう、こりごりです。
僕は、これを機に、本当に、やせたいと思います。

ルートビア、沢山ストックあるんですが、しばらくは、控えます。

忘れてた、
傷口からは、しばらく汁が出ますね。キモイっす。

シャワーです。
夏は、汗かくから、結構しんどいっす。
クルマの運転とかも退院直後は、シンドイです。っていうか無理です。
意外に痛いのですよ。

はっきり言います。
腹腔鏡手術の人の体験談は、殆どアテになりません。
僕は、二人の経験者の話を事前に聞いていましたが、全く参考になりませんでした。
開腹手術とは全て(患者自身の負担に)において異なります。
開腹手術は、重篤患者さんと同じ状態ですからね〜。

胆のう摘出の場合、殆どは腹腔鏡手術だそうですから、
そういう意味でも、僕の開腹手術は、良い経験だったと思います。(貴重だわ)

これ、1センチ大です。隕石みたいです。

とにかく、痩せるべく、行動を開始するのみです。

2 件のコメント:

  1. お疲れ様でした。
    結構たいへんだったんですね。
    お見舞い申し上げます。

    で、しばらくは絶対無理せずゆっくりお過ごしくださいね。
    無理は完調後ですよ!

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  2. いや〜
    どうも、どうも、お心遣いありがとうございます。
    そうですね、無理は禁物です。
    つくづくそう思います。
    満員電車とかもちょっと怖い感じがあるんですよね〜
    できるだけのんびり、時計でも眺めながら(笑)
    過ごしたいと思います。
    ありがとうございます。

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