2026年1月3日土曜日

社長にカリスマ性ってむしろ邪魔になるんじゃないか?

ニデックの不正会計疑惑の件
と言うよりも、急成長したニデックのキーマンはカリスマ社長
この一連のネット記事を見て
ああ、ビッグモーターの時と同じ匂いを感じるのだ。

要するに、社長の想いは一部しか伝わらないんだよ、って事。

その結果、「数字」を求める事だけに様々な事が判断されてしまう。
だってさ、ビッグモーターの件なんか、
例えば街路樹に除草剤をかけるとか伐採するとか、
メンバーに土下座をさせるとか、保険業務不正するとかさ、
常識的な大人なら「ありえない」って思うでしょ?
でもさ、やっちゃうんだよ、いい年した大人たちが
それも一人二人ではなくて、大勢で、いやみんなやっているからやるんだな。
それが文化になってたりして。

つまり数字のためなら何でもOK 
不正も隠蔽も、数字があればOKってこと。

これは経営者もメンバーも
数字しか見てない状態。結果オーライ。ゴールが数字になっている好事例だ
(最悪の事例に対して好事例とは言わないか/////典型的な事例)

会社は何のためにあるのか、仕事は、その提供するものは、何のためにあるのか?
世の中の何かのためになっていて、従業員も世の中も安心して暮らせることに
繋げていける、そんな場所を提供するのが「会社」だと私は思う。
そのために経営者は四苦八苦するんだ。
もしかしたら経営者は最大のサービス業なんじゃないかと思うくらい
働くメンバーや世の中への影響を考えているんじゃないかと思っている。
もちろん、僕は経営者ではないから、経営者の完全なる視点を持っているわけではない。
ただ、社長を始めとする経営層はその働く場をどうやって継続していくのかを常に考えていく必要があるわけで、
そうすると、そんなカリスマ性なんてむしろ弊害であって、属人化の筆頭だろう。
だから、社長の周りにYESマンばかり置くと失敗すんだよ。

社長なんて誰がやっても大丈夫、っていう構図を会社全体で作っていく必要がある。
それは、会社の信頼性を高めることでもいいし、創業家の信頼でもいい、
とにかくカリスマ性を継承すること、仕組化することは不可能だと僕は思っているから、
カリスマ社長っていうのは正直言ってかなりヤバイ、危機だと思う。


永ちゃんこと矢沢永吉さん

この人、カリスマだと思う。これは誰も異存はないでしょう?
この「矢沢」を誰か引き継げる人いる?っていないでしょ。
そういうことじゃないから。

経営においてカリスマ経営者と呼ばれるようなカリスマ性や
独自の推進力を出すような、その人自身が持っている個性を経営に生かすやり方は
実は将来性という視点に立つととっても危ういということがわかる。

あとね、「社長の気持ちになれ」というメッセージね。
それもね、それは無理ですよ、と僕はよく言っている。
だってね、責任や報酬や借金や担保や様々なリスクを身体で感じている社長に対して、会社から給料もらって目の前の仕事をクリアしているメンバーに向かって
「社長の気持ちになれ」というのは、それを言ったところで、あまり意味がないんですよ。それを言いたいのなら、社長の気持ちになれ、ではなくて、
今月は銀行に5000万の融資をしてもらったがこれは2年で返済するから毎月200万の利益を上乗せしてほしい、または、間接部門は固定費を◯%削減を目指してほしい、とかね、具体的に言った方が話が早いし、
ああ、社長はいつもこんな決断をしていたのか、と知る機会にもなるし、
自分たちのちょっとした心がけで、電気代を数千円節約できたぞ、とかね、気づきになると思うのです。
要するに気づきのきっかけとしてメッセージを使えばいいのです。

多くの中小企業の社長とお会いしましたが、皆さん孤独であるのは確かにそうだと思う。決断する時は結局社長だからね、そういうもんなのだと思う。


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