2026年4月29日水曜日

ここが変だよ!MTG編

 【前編】◇会社で何が起きていたのか?MTG編

会社って、ミーティング(以下MTG)ひとつ見れば“組織の健康状態”がだいたい分かる。
と思っている。

本来なら、情報共有して、認識を合わせて・・・と、みんなで前に進むための時間。
当たり前ね。
でも、僕が先日まで在籍した会社で実際に体験した「MTGがダメになる瞬間」のことを、
少しリアルに書いてみようと思う。

 1. とりあえず集まるMTG

何かあれば「じゃ、ちょっと集まってミーティングしましょう」。
情報共有して、認識合わせして、ホワイトボードを前に話し合う…。
でも最初は、誰もホワイトボードを使わない。
誰も議事をリードしない。ん?
不具合が出ても「自分たちの課題だ」とは思っているのに、
“最初の一歩を踏み出す人”は?とそんな風に見えた。

 2. 仕方なく、素人の僕がMCになる

そこで、テーマに関しては素人の僕がホワイトボードに書き出し、
MCのように進行し始めた。
本来は“ファシリテーター”という役割なんだけど。
2回目からは、メンバーも自然に立ち振る舞いができるようになっている。
どうやら昔は普通にMTGしていたらしい。
「なんだ、本当はできるじゃん」と思ったけど、じゃあなぜやらなくなったのか。

3. 不具合の本質はどこにあったのか

今回の不具合の根っこは、
無計画に生産開始を優先し、後追いで品質計画を取り繕う稚拙さにあった。
「まずはやってみる」「とにかく動き出す」この姿勢自体は悪くない。むしろ大事。
でも当然、不具合対策は後手後手になる。わかりきっている。
ある意味想定内といえる。
それに対処する準備が出来ていない(時間がない)、起きてから考える、そんな気持ちがメンバーの中にあったのかもしれない。

不具合件数が増えると
その対応MTGも増えるし、さらにトラブルも次々起きたりして。
でもそれは“動き出しを優先したこと”とのトレードオフ。
だから経営層はここでぐっと堪えて、「お前ら、よろしく頼む!」でいいはずなんだ。

走り出してから仕組みを整えるぞ、っていう認識を全員が持つ必要があるんだけど
それ、わかってる?ってな感じ。

4. ところが現実は…「不具合垂れ流してんじゃねーよ!」

そんなさなか、経営者の口から出たのは、
「不具合垂れ流してんじゃねーよ!!」
僕は驚愕した。起きている“事象”に感情をぶつけているだけで、
なぜ起きたのか、どう防ぐのかに向いていない。
本来なら、

メンバーに考えさせる
必要な支援(投資)は即決する
「なんとか乗り切ろう、よろしく頼む」と頭を下げる
俺はこう思うが、君たちはどう思う?

これが上位者の姿勢だと思うんだけど、そうじゃない。

5. 社長の否定で空気が凍る

トラブルが多発し、毎日のようにMTGしていたある日。
社長がホワイトボードを見て、
「これじゃわかりにくい」
「この書き方はダメだ」
「これは何だ?意味わからない」
と否定のオンパレード。
さらに、
「なんでたいぞうさんが立ってるんだ?座ってればいいんだよ」
という謎の指摘。
極めつけは、カメラ越しに見ていた社長の一言。

「笑ってんじゃねぇーよ!!」

もちろん、不具合を笑ったわけじゃない。
コミュニケーションの中で自然に出た笑いなのに。
このあと、メンバー間で余計なことは言えないね、笑ったらまた叱られる、と
ボヤキが始まったのはいうまでもない。
経営者としての、心情は理解するけど行動(口の出し方)としては共感できないなぁって。

(後編につづく)

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