2018年5月20日日曜日

概念というもろさ

恐ろしい事だが、
良心を持たない、または、
完全にオフにできる人間が、
世の中の、かなり重要なポジションに
据えられているという事実。



政治的な話題は、似合わないので、他の事例で記載する。

例えば、日大のアメフトの件
指揮官が、なぜ、正式にコメントを出さないのか?

怪我をさせろとは、言っていない。
そんな報道もある
(まあ、報道も、バイアスかかってて、公平かどうか怪しいものだが)

もし、これが、本当なら、
こんな大人が、
指導者としているなんて
上に立つものとしての
心構えの無さに、驚愕する。

仮に、
そういう意味で言った訳ではない、として
選手が、そういうプレーをしたなら、
誤解を生んだ、その要因は、
普段の対話や、確認の無さや、
指揮官側からの対話能力の低さにあるわけで。

つまり、責任は、
選手ではなく、司令した側にあるのである。
そんなものは、
組織や社会の常識である。
本音かグチみたいなものを、
子供の言い訳みたいな発言を、
その組織の指揮官たる者が、言ってはいけない。
グッと飲み込むでしょ?
(まだ、言ったかどうかわからないけど)

それにしてもだ、
間違いをした場合は、時間が経てば経つほど、
様々な方向から、圧力がかかるから、
早期に対処(謝罪表明)するのが、セオリー

天下の有名大学で、
こんな稚拙な対処になるのは、
やや違和感がある、不可思議だ。
もしかして、
ある概念が、欠落してるのではないか?
と、思った次第。

その概念とは、
良心である。

良心を持たない人たち
という本を以前に読んだのだが、
日本においても、
きっとその割合は増えてきていると思われ。

戦後、何十年もかけて、
高度経済成長や
バブルによって、
欧米化が神のように崇められ、継続し、
自分なりの考えは余計な考えとされ、
それを排除するスタイルを
社会的に浸透させることに成功した結果、
良心が欠落した人種の存在が、露わになる。


簡単に言うと
昔は、それを、
き  ち
が  い と
いう
括りで、表現できた訳だが。
⇧はまずいのかな?


マニュアル化
ルール化
四角四面な世の中
余計なことはさせない
考えさせない、
逸脱したら、一斉攻撃
殲滅


大岡裁きは有り得ない
融通を利かせて、まあまあ、とやったら、
後ろからぶん殴られる世の中なのだ。

-------

ここからは、ネタバレあり


「散歩する侵略者」という映画


最強のエイリアンが襲来し
人間の概念をどんどん奪っていき、
侵略を進めるのだけれど、
人間の概念を奪い続けた結果、どうなるか?

で、

愛という概念を奪った結果どうなるのか?
もはや、そいつは、人間よりも人間になるのじゃないか?って。

概念をうまく表現出来ないなんていうのは、
当たり前であり、
普通のこと。
いかに概念などという不安定な目視できない雰囲気で
社会が成り立っているのか、と云うこと。
問題は、特定の概念の存在すら認識しない、
知らない
欠落している輩がいるという事実に、
我々は気がつかねばならない。

普通さ、わかるよね?
とか、
それ、ありえなくない?
とか、
そこからスタートしても
空回りするだけ。

今の国会とか、政治とか、
マスコミとか、事件とか、スキャンダルとか、
モンスターなんとかとか、
だいたいそうだと思う。

大変な時代だ

ただ、確実に、そういった概念を持たない輩がいるっていう認識に経てば
ダメージが少なくて済む。

本当に大変な時代だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿