2015年1月12日月曜日

適当さ加減を搭載

先送りゼロの技術なんつって
仕事のやり方を謳う解説本があったりして、
おっ、これ良いかも?なんつって
読んでみたところで、
はたと気が付く訳です。

おいおい、そもそも決められた期日は
誰がどういう理由で決めたのかによって
重要度や緊急度が変わる訳だ。
何が何でも先送りしちゃダメっていう訳じゃない。
そうすると、
先送りゼロの技術という表現は
ちょっと強烈過ぎかと思う。

やっぱ、それならさ、スルーする技術
取捨選択の技術
俯瞰思考の技術
そういうのがしっくりくる。

だいたい、世の中、こうでなければならない
という思考が蔓延しすぎ。
こういうのが理想だけど、
まぁ、こういう事(時)もあるよね、っていう
考え方が大事だとつくづく思う訳です、最近。


例によって、話が逸れて行きますが・・・・

僕が子供の頃ですけど、街の時計や学校の時計
親のしている腕時計、家の時計は、すべて曖昧な時刻を指しておりました。
っていうか、進めてたよね?
まぁ、正確な時刻はテレビを付けて確認するんだけどね。
(今でも我が家の時計は適当な時刻を指しております。)

1秒も狂わない電波時計は素晴らしい!
確かに。

これは今までの時計が遅れたり進んだりするもので、
そうならない事を目指した結果、到達した一つの答えです。
時計にしてみれば、「俺の仕事は全うしているぜ」ってなもんです。
ちょっとおおげさかもしれませんが、
オラオラ、1秒も遅れずに電車を発車させろよ、とか
1秒も遅れずに、到着しろよ、待ち合わせの場所に。とかね。
そういう空気がもしかしたら、僅かでも生じるんじゃないかと。

いい加減というものを追求していくと、
やはり、所さんの「だいたい時計」が神レベルなんだけどね。

(これはもう売ってないです)


フューチャリング世田谷ベース


電波時計にさ、わざと、「15秒進めて」とか
さらに、その設定値に対して「±2秒ぐらいの誤差」を生じさせ、
さらに、1週間毎の偏差は「+1秒」1ヶ月で「+4秒」とかね。
こういう曖昧さをプログラムする。

どう?これ?面白いと思いませんか?

この機能(ソフトウェア)をアイウオッチに搭載して、自分好みの時計にするとか?
自分好みの「誤差」「適当さ具合」をプログラム出来るって
このバカさ加減が素敵。例えば、「落っことしたら壊れた挙動させるとかね。」
で、なでると復活するとか。
ちゃんと「もう落とさないでね」っていうメッセージを流す。

誰かソフトウェア作ってくれないかな。
曖昧さを「正確に再現」した時点で、それは曖昧ではなくなるんだけどね。

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