奴隷同士が、
奴隷1
「どうだ、俺のクサリを見てくれ、すごいゴツくて太い大ろう」
奴隷2
「おう、そりゃいいな、でも、どうだ?俺のはもっとすごいぜ、ほら」
なんて、シャレにならない自慢大会を繰り広げているという話。
奴隷同士は自分が奴隷だとは思っていない。
そのクサリが自分を縛るツールだと思っていない。
そういうのって、結構あると思う。
今の時代。
いつ頃からだろうか、
多分、ISO取得とか、そういうのを推進した頃からだと思う。
おかしくなったのは。
つまり、自分の脳で考えて行動してっていう
人間としての基本性能を発揮してはいけない、
決まった事しかしてはいけない、それが最良であるという
ものづくりが国家標準であり、これを推進しない企業は
ダメだろうっていう風潮までできたため、
いつの間にか、世の中全体が、言われた事しかやらない、
気づいていても手をつけない、自分の課題ではない、というような
そういうことになってしまった訳だ。
他に、間違った風潮や解釈がある。
それは、
極悪なスローガン
「ホウ/レン/ソウ」(報告/連絡/相談)だ。
この極悪なスローガンは人をダメにする。
こんな
これを正しく説明できる管理職や経営者はどれほどいるだどうか?
こういう簡単なスローガンは分かりやすいために、
それが目的化しちゃうんですよ。
つまりね、報告することが目的化する。
連絡することが、相談することが、目的化する。
逆に、どれもしないで、自力で、解決した者は、評価されない
又は、気に入らない存在になってしまう。
上司は「なんで報告しないのだ!」となり
部下は「とりあえず、報告しなきゃ」となり。
で、
「今から客先に入ります」とか「これから直帰します」とか
「これから食事します」とか
しょーもない報告までやりだす。困ったちゃんです。
上司は、なんで報告しないんだ?!と言ったり、
いちいちそんなこと報告するなと言ったり、
自分の基準(又は会社の基準)を明示できていない場合が多い。
(これも困ったちゃんです)
驚いたことに、こういう行動がルール化している会社が多数あるんだな。
そりゃ、考える必要ないわ。
報告しないで怒られるくらいなら、とりあえず、報告するっていうスタイルね。
いやいや、
ありえないわ。
部下に限らず、他者は自分の思う通りに動くなどというのは
全くの幻想でしかない。
本当に上司が、部下からの必要を感じている案件があったら、
その件がどうなっているのかを聞けばいい。
もし、上司の基準と部下の基準がずれている場合は、
それを修正すればいい。
とにかく報告しろというのは、部下が自ら考える能力を奪うことになるという
悪辣な行為であるという認識を上司は持つべきだろう。
この件については、
後日、リポートをあげようと思う。
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