2011年1月9日日曜日

2011年1月5日水曜日

腕時計について考えた・・・・2011のはじめに。

腕時計のサイズについて、
恐らく、現在のデカ厚な潮流はここ5年くらいで、ひと昔、ふた昔のように直径(Φ)40mm以下にシフトするんじゃないかと思うんです。

シチズンのエコドライブ電波ビンビン時計たち(笑)
左のモデルは、Φ42mm耐磁JIS1種です。右のモデルはΦ44mm、JIS200mモデル


小生は、いくつか時計を持っていますが、
実際、普段使いに、Φ42〜44程度のをすることもありますが、
今回、手に入れたジャズマスター ビューマチック37mmをしてみて、
改めて、しっくりくるサイズってのは、この辺りじゃないかと思った次第です。

ま、単純にケース寸法だけで、論ずる事は難しいのですが、
ともかく、この37mmを付けたときのしっくり感、自然な感じは、
多分、もともと抱いていた経験っていうか、そういうのに根付くのかもしれませんが
何とも言えない安心感、自然な感じがします。

っつ〜ことは、若い子達なんかは、最初に腕にした時計が、デカ厚だった可能性があり、
よって、37mmは単に、小さな時計か、もしかしたら、新鮮な感じに映る可能性もありますが。

時計のデザインも、流行がありますし、どんなファッションと合わせるか
ってのも重要なので、一概には言えませんけど・・・・。


昔から変わらない時計というのもあります。
流行とはまた違ったところにベクトルが向いている訳ですね。

オメガのスピードマスタープロフェッショナルがその好例です。
確かΦ42mmだったと思いますが。

流行に敏感なブライトリングは、昔は40mm以下の時計を多く作っていたのですから、
近い将来、42mm以下のラインナップが増えるかもしれません。
(とか思っていたら、自社キャリパー搭載で、1mmサイズアップしちゃったけど・・・)
そんなこと思っていたら
さらに、ロレックスのエクスプローラ1が36mmから39mmにサイズアップ!
おいおい(涙)です。

この39mmへのサイズアップは、もしかしたら、中国市場をにらんでのことかもしれません。
経済同様、時計産業/業界も中国を抜きに語る事が出来ない時代です。
時計産業にとって、中国の巨大マーケットで儲けることは、非常に重要なことです。
中国市場では、(いや、中東でも)
いわゆる、成金モデル(ゴールド系)や、大きなモデルが人気らしいです。
要するに、ステイタスそのものなんですね。時計って。

日本もバブルな時代は、腕時計はステイタスそのものだった時代でしたが、
腕時計の大きさは、今のやうなデカ厚は人気はなかったと思います。
買う側が流行を作るのか、作る側が流行を作るのかっていう点は
どっちもどっちですが、日本人には、やはり独特の世界観というか
審美眼というか、美意識というか、奥ゆかしさというか、そういうのがあり、
そういったものが、当時のマーケットに反映されていたとも言えると思います。

腕時計なんて、今時100円ショップでも売ってる。
ケータイで事足りる。
そんな時代における腕時計って何でしょう?
僕らの世代では
例えば、ビジネスの現場で、ケータイで時間を確認するの、ちょっと野暮ったいという感じがあり、
例えばスーツ姿で、真面目な話をしている手首に100円ショップで売ってる腕時計なんかが着いているのは、やっぱり、NGなんですよね。(と、小生は思う)

いや、単なる慣れ、慣例とでもいいましょうか。
でも、それって結構重要だと思うのです。

結婚式、披露宴にお招きされて、着飾って行く時に着ける時計とかね。
さすがに考えるでしょ?
あえて、外すっていうのもあるかも知れませんが、あくまでも主役は別に居る訳だしね。

ってことは、腕時計っていうのは、とっても保守的なるものと言えます。
これを突き詰めると、パテックフリップのカラトラバなんて、もう、バリバリの保守派だと思いますし、見ていて気持ちいいくらいに潔いです。

時計ビギン2011冬号によれば カラトラバ5196 Φ37mm 191万円〜!!

パテックフリップがあるから、フランクミュラーのカサブランカが引き立つってもんです。
ま、どちらも買えませんが、こういった時計の源流があって、その末端にも
(僕も含めて)影響を及ぼしているのは間違いないと思います。

話戻り、
保守的なる腕時計ではありますが、服装と同じで、気分やコーディネートで替えるってのは、制約の中で楽しむ大人の遊びって感じがします。制約ってのがミソですな。

大きく分けて2つ
1.仕事で使うもの
2.休日に使うもの
これが、さらに細分されていく。
小生などは、仕事といっても、内勤/出張、デスク/現場
スーツ、作業服、とまちまちです。
休日だって、夏と冬、海や山、バイク、街角や結婚式など様々。
もちろん服装も重要ですね。

こう考えると、1本で対応するのは、ちと厳しいと思います。
あえて、「無し」を選択するってのもありますが。

そんな中、ハミルトンのジャズマスター ビューマチック37mmは
実に幅広い範囲をカバーしていると思います。
ON/Offを問わず・・・・とはまさにこのこと。
皮バンドですが、
海とか山のアウトドア系以外は、これでかなりイケると思います。
まるで、時計屋の宣伝みたいですけど、ホントにそう思いました。
造りも、とても良いです。
(さすがに、夏は、ダメでしょうけど・・・・)



ハミルトン=軍用時計&アメリカンな時計という小生のイメージが先行していて、
まったく、この手の時計を作っているっていう知識が無かったんです。
よって、ちょっと驚きました。
正直ハミルトンがこんなに良いとは思っていませんでしたから。

もっとも、そういうことを思えるのも、あちこち寄り道して現在に至るからかもしれませんが・・・・。


例によって、買ってから調べる小生のいつものパターン。
このお店、
ランドホーさんのホームページが、とても解りやすく、熱く語られています。
ハミルトン専門店というだけあって、情報も写真も詳細に語られています。
次回ハミルトンを買うときは、ここからだねって感じです。
(もっとも、腕時計は、乗せてみないと解りませんから、そこんとこは微妙ですけどね)


去年の今頃も時計の話で、
「今年は何本買えるかな?」って書いてました。
さて、そろそろ、「何本」ではなく、「どんな」腕時計と出会うかな?とかなんとか、言ってみたいものです。

やっぱり、腕時計は、腕に乗せてみないとわかりません。
そして、年齢や経験によっても、変わりますね。

ハミルトンのジャズマスタービューマチック37mm、ハッキリ言って買いだと思います。


・・・・・と、出会いを正当化してみました(笑)

腕時計は、乗せてみないと解らない・・・・とういうことで、
新宿へ行って、目の保養ををしてきました。もちろん見るだけ。(買えません)
パネライ・・・・カッコいいけど、やっぱり、あれを着けてるイメージが湧かない(当たり前だわな、金額が金額だもん・・・・爆)

2011年1月3日月曜日

ハミルトンの腕時計について

これは、去年の12月のとある日の出来事です。多分15日。

例によって、出張の帰り道。
この日は(も)、電車遅延がいくつもあって、
午前中てんわんや。
午後のアポや、もろもろの期限が迫り、実はケツに火が付きまくってるアタシ。
急いで会社へ戻る・・・・。

既に、炎上してるかも。

アタシを見たら、きっと
炎が、メラメラと背後に立ち上っていたと思います(笑)

とにかく、会社に帰る・・・・・その途中、乗り換え駅(立川)で、また、電車トラブル。

ああ~あ、って感じで、
んじゃ、ちょっと立川で、お茶くらいしてもいいじゃん?
もう、こういう時は、
「のんびり行こうぜ」っていうメッセージだと思うんです。
な~んて言い訳を想いながら「グランDUO」というデパートへ。


ここは改札から直に行けるので、便利。
ついでに
クラチカというかばん屋をチェックしながら、カフェだな。カフェ。
な~んて思いつつも、・・・・・・

実はtictac(チクタクかな?)という時計屋を覗きたくて。
そうそう、ハミルトン、見たかったんだ。

ハミルトンのベンチュラ。
あの、クレイジーケンバンドの横山剣さんがしてる、歌にも出てくる、
プレスリーがしていたというベンチュラ。




webで写真見て。実物も見てみたくて・・・・。なるほど、なるほど、カッコいいわ。

黒皮バンドのタイプがおしゃれ。
横山剣さんは、金属ブレスタイプ

そして、ケンドー小林氏も、同じやつしてた。
さすが、横山剣さんをマジリスペクトしてるだけのことはある。
ケンコバさんは、確か、バイクもカワサキのゼッツー持ってたな。
さすがです。

ベンチュラ。確かにカッコいい。
スミソニアン博物館に展示されてるだけのことはある。

でも、これをしてる自分のイメージは湧かない(笑)
当たり前か・・・・・これは、ある意味、難易度高い時計だと思います。
(ほんと、カッコいいんですけど)
コレクターだったら、迷わず買いです。
小生は、コレクターでは無いので、自分がガシガシ使うイメージが湧かないと買えません(笑)


そして、70年代バリバリ感のパルソマティックっていうレトロフューチャーなこれとかね。
デカイよ。これ。
カッコいいけどね。
これは、電池駆動ではなく、自動巻ローターによる発電→蓄電を行うシステムで、渋いです。システムとデザインの融合が、レトロな時代の未来の先取りっていうか、時空を超えた疾走感がナイスです(言い過ぎか笑)


そして、さらに、
これ。

カーキっていうシリーズのビンテージ感もりもり発している
コインエッジベゼルとコブラ針が、超どツボなこれ!
(時計の周辺がギザギザしてるのがコインエッジベゼルっていうのね。ギザじゅうベゼルでもいいけど。コブラ針ってのは、これは、短針の形がコブラみたいだからね)

すっごい気になってたんだ。実は。
雑誌で見たこれ。

カーキ パイオニアメカ
(手巻き、φ42mm、日付なし、耐磁処理、風防カバー&ベルト)手巻きってとこ
が渋い。風防カバー部分はサクっと外せます。NATOベルトっぽいデザインです。

カーキ パイオニアオート
(自動巻き、φ42mm、日付あり、耐磁処理、色あせた文字盤)龍頭の形が玉ねぎ型で超カッケー!


カーキ チームアースオート
(基本的にはパイオニアオートと同じで、文字盤とバンドの色が違うのと、ハリ
ソンフォードコラボで裏ぶたにそれの刻印があります)


全部見せてもらいました。腕に乗せて。なかなか良いぞ!これ。
42mmって直径も、スーツにもいける。40mm以下なら完璧なんですが、
なにしろ、飛行機乗りがモチーフなだけに、昔の飛行機乗りはでかい時計してたんですかね?フライトジャケットの上からも巻けるような感じです。
こういうモデルは、バイク乗りにもウケると思う。あと、女の子がこういう時計しているのもいいかもね。

どれも、シースルーバックではありません。残念!手巻きモデルが、シースルー
バックだったらこれまた、カッコいいのにね~。
ま、10気圧防水で、このクオリティで、この価格だと、シースルーは無理かな?

ハミルトン曰く、
もしも、ビンテージ1940年頃の時計がミントコンディションで現在、発見されたら?っていう
コンセプトらしいです。
なるほど、確かにそういう体です。
なら、シースルーバックは不要ってもんですね。


そういや、ロンジンのこれも裏ぶたは質素です。
なんてったて、ミリタリー系ですからね。
このロンジンの時計、カッコいいのです。スモールセコンドとやっぱり惹かれるコブラ針。
質素なんですが、これは、第二次世界大戦時にエゲレス軍(あ、もうイギリスって呼んでたよな、この時代)に官給品として、ロンジンが供給してたモデルの復刻らしいです。
いや〜、イギリス軍っすか、旧敵国なのね。
敵国はこんなカッコいい時計してたのね。
セイコーあたりもこういうノリで、出さないかな?(笑)

敵国の時計をするくらいなら、
日独伊三国同盟 / イタリア海軍が誇る かのパネライするしかないよな。
パネライはでかいよね。
ラジオミールの42mmが出たらしいけど
まだ、実物を拝見しておりません。(追記:見に行ったけど、入荷は未定とのことでした)


このロンジンは直径38mmらしいです。これは、フォーマルにも使えそうな時計ね。
ロンジンの懐古趣味は、結構いい味出してます。
レジェンドダイバーっていうモデルもカッコいいです。
針の仕上げがイマイチですが、ナイスなセンス、いい味出してます。
(いかん、話がだいぶ逸れた・・・・)



で、カーキパイオニア達は、
ベルトは意外にしなやかで、しっくりきます。
乗せた感じも素直。そして、抜群の視認性。そして、なんつうレトロ感!
アースオートモデルには、普通のベルトも付いていたと思います。


カーキ。
アタシが、若かりし頃、欲しかったシリーズ、ハミルトンのカーキ。
ハミルトンと言えばカーキって感じでしたから。(今でもそうかな?)

ハミルトンのカーキと言えば、このシリーズ、カーキフィールドです。

キャンバスストラップとシンプルな文字盤が独特の雰囲気を出してました。
で、
欲しくて買ったのが、アルバのこれ(下写真の右側)似てるでしょ?
文字盤全体が、N夜光です。当時としては、最新の技術。
もう、かれこれ、15年以上経つでしょうか。

左はタイメックスの手巻き。オールプラスティック製(ABS?)
ケースはフィリピン、バックルは香港製。

アルバのコレは、もう、電池交換も数知れず、防水検査も数回。
とっくに、本体の価格を上回っております(笑)
またまた、話が逸れた。


カーキのコレクションにこんなど渋なタイプが出来たなんて。

カーキ パイオニア、
自動巻にするか、


手巻きにするか?


うん、うん、いいね~ いいね~、


これ、ああ、欲しい、欲しい(笑)


どうする?アタシ?迷うね。

ん?

?!!


あれれ〜?
何でアタシ、今、この写真撮ってるんだろ(爆

21時に会社で写真撮るアタシ。しかもカーキじゃないじゃん。

これは、ハミルトンの
ジャズマスターというシリーズの「ビューマチック37mm」というヤツです。
日付はあれね、一部適当です。

だって、これ、この時計がアタシを呼んでいたのね。マジで。
ああ、運命の出会いなのよね。これは。

直径37mm!との出会い(笑)この、今時としては、ちょと、小さいくらいのこれ。
これ、サイズ感がいいのでげす。

世で言うボーイズサイズ。
でも、オッサンから言わせれば、昔は、これが普通ですわ。いや、むしろ、これでも大きい方だと思う。
ちなみに上のアルバはΦ33mmくらいです。




・・・・・とまぁ、忙しくなると、暴走しちゃうタイプです。


今さら、リミテッドレンズ買えたな~なんて1ミリたりとも思ってませんってば。

だって、アタシには無敵のsmc-m 55mmと28mmがあるんですもの。

何でオネェ言葉になってるのかしら?(特に意味無いですわ)

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後日インプレしようっと。
ああ、マクロレンズ欲しい。
こういうモノ撮りは難しいですね。


2010年、2本目の時計。

その報告を2011年にするってのも何ですが、
ま、ハミルトンの時計について、後日ちょっと書こうかと思います。

思っていたよりもすごく良いです。

平成23年一発目 本年もよろしくお願いいたします。

もうちょっと、ちゃんと撮れよぉ
って感じですが、ま、それはそれ。例によって(笑)あれな感じで。


夕刻の微妙な明るさが差し込む窓辺のこれを照らす蛍光灯の電球色の灯り。
ややこしいわ。

難儀なホワイトバランス。ある意味、正常な露出とバランスです。


皆様
本年もよろしくお願いいたします。
思い起こせば○△□※×+-*/=
ま、ぼちぼちと参りたいと思います。
気分はウサギで実はカメってところでいかがでしょうか。