2014年1月6日月曜日

腕時計は「使い捨てです!」と言いきれるか?(長いよ、例によって)

カシオね、最近、僕はデジタル時計を着けている割合が増えておりまして、
電車乗り換え時間の確認に非常に役にたっております。
マジで、これは良いと思います。
で、
それ以外はというと、
う〜ん、特に可もなく不可もなく。そんな感じです。便利と言えば便利・・・・





正直言って、時間の経過を見たり、予測したりする際に、
図形化されていない事による視認性の違い
長年染み付いた感覚ってなかなか矯正されないですね(笑)

写真は、2013年末にAmazon側からやってきたものです。

♪そこ〜に 行けば〜 ど〜んなものも〜 見つかると〜言うよ〜
(ガンダーラのメロディで)

ところで、MR-G100がいつの間にか電池切れしてて、
久々に復活させようと思い、付けてみたらバンドもへたれ気味でして
カシオに相談です。
ダメもとかと思いますが、念のため相談です。

と、その前にこのMR-Gの入手経路など。
++++++++++
当時Gショック全盛の頃?そのブームの前半というかむしろ前夜?
Rホールというモデルを、僕は普通にサクラ屋で買いました。
後に、後輩とGショック話になり、彼がGショックマニアであることが判明。
オレ、白と黒の何とかホールっての持っているよって言ったら、
彼は「ええええええっ!僕のGショック2個と交換して下さい!」
と言ってきました。で、大してGショックには興味がなかった僕は、
ええで!(桂三枝風)

代わりに、MR-GとMUDMANを僕にくれました。ありがとう。
この時のMUDMANは実家のオヤジ殿に進呈。MR-G100が僕の所有になったのでした。
++++++++++

MR-G100は貰った時のステンベルトが短かったので、当時気になっていたナイロンベルト仕様に変更したのでした。
もちろんカシオに返却して、電池交換、防水試験などもしております。
このベルトも2回交換済。今思えば、この時にステンレスベルトや予備のベルトも入手しておくべきだった。
こんな凡ミスを僕は、プロマスターの時にもやからしている。
入手可能なうちに、買い占めるっての必須だね(笑)

いつまでもあると思うな保守部品。

何しろ、その頃は自分が時計にハマるなんて思っていなかったし。

さて、MR-G100のバンドをどうするか・・・・
製造より既に17年経過してますからね〜
でカシオさんからは丁寧な回答がありました。
結論から言うと、
部品はございません。対応出来ないそうです。そりゃそうか・・・・
こういう問い合わせ、結構あるんだろうな・・・・。ま、予想通りです。

これはですね、考え方を変えなければいけません。(僕らの)
所詮、使い捨てなのです。家電の一種です。(一種です)
これは、単なる道具です。特別な感情とか抱いてはいけません。(反省)
同様の機能を有したものはなんぼでも売っています。(なんぼでも)
耐用年数※が過ぎて壊れたら、もう捨てるしかありません。
新しいの買って下さいということです。(メーカーと日本経済の為に)
(洗濯機や冷蔵庫が壊れたら、愛着とかあってもある期間過ぎたら、買い替えますよね、直すより、買った方がいいよ的な判断で。)
※耐用年数ってのは、部品保有期間ってことで。

たとえ、MR-Gのケースはステンレスで、他のGショックみたいに加水分解しないから
大丈夫!MR-Gサイコー!なんて言ってみても、部品保有年数は7年ですから
まぁ、仮に10年くらい対応可能だとしても、それ以降は怪しいと思うべき。(覚悟)

昨今、カシオの10万くらいの時計を買っても、10年後には廃棄処分にせざるを得ない可能性が非常に高い、そんなモノだと思います。(多分)
いや〜、デザイン良いな〜とか、名機だとか言って、
いくら気に入っても、所詮大量生産の単なる家電ですから、使い続けようと思ってはいけません。
壊れたら、捨てるっていう覚悟が必要なんです。(俺には無理だけど)

「デザイン」の中に『使い続ける』という事を考慮する事
『気に入ったデザイン=>愛着が湧く』っていう事も「デザイン」だと思うけどな。

例えば5600系のスピードモデルなんかは、売れ筋だから、多分これからも再生可能だと思うけど、
買った方がいいじゃん?っていうくらいの値段がかかります。
この場合、愛着という感情をどう処理させるか?という事です。

例えば、スマートフォンやPCなんかは、愛着は新しいテクノロジーと、しばしトレードされる事がありますが、
腕時計に関しては、時刻を知るという機能が確保されていた場合、愛着とトレードする
ものはなかなか無いように感じます。
もちろん、愛着と金額の関係も悩みどころですね。

腕時計の愛着とは、使用する者と『時空』を共有する事により生じる愛着であるため、
冷蔵庫や洗濯機との愛着とは微妙しかし確実に異なりますね。

俺とともに、忙しい毎日を送った冷蔵庫よ、ありがとう、これからも
修理して使い続けていくからね!♡(ありえね〜)
毎日僕を温めてくれる、ヒートテックパンツよ、ありがとう!
穴があいたけど、直して使うからね!♡(ありえね〜)

今回、カシオの腕時計をしばらく身に付けてみて、いろいろと
思いを巡らせて、そんな事を再認識したのでした。

そうだ、
そうだったんだ。
僕らは、大量消費、使い捨て、買い替えの時代に育っていてそれが当たり前の世の中だったんだ。この時代に生まれたもの達は、この時代に発明されたもの達は、おおむね
ま、べつにカシオに限らず、セイコーもシチズンもオリエントもかもしれないけど、
長年を使い続けるという事を前提としてはいないのだ。
そうするとさ、なんか、割り切ったお付き合いしか出来ないって事になるのかな?

そんな考えを突き詰めると、安心して愛着を持てる時計って、
リシュモングループの時計になってしまうのかな・・・・
金に糸目はつけん!何十万かかっても直してくれ!なんつってな。

ということはさ〜、
僕ら庶民は、時計っていうのは使い捨てレベルには違いないってことかな。
ん?10年使えば、もう十分か?うん、確かに・・・・そういう考えもありかな。
やっぱ家電と同じ感覚って事なのかな〜・・・・・。

自転車と時計の文化が日本に根付かないのは、何か、この辺に原因ありそうな気がするんだけど・・・・・。

ま、式年遷宮よろしく、心機一転ってのもアリか。
そうだ、財布を新しくしたいな〜、うん、心機一転!いい言葉だ!

2 件のコメント:

  1. タイ象様へ

    読み応えがあり、考えさせられる記事に感銘をうけます。
    去年の秋頃からエンスト中の昭和44年です。
    そろそろ本気で「押し掛け」して無理やりにでも走りだそうと考えております。
    今年も含蓄のある記事、愉しい記事を日々の楽しみにガンバリマス!

    遅ればせながらタイ象家の皆様にとって良き年であります様に。
    (松の内過ぎてのご挨拶をお許し下さい)

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  2. どうも、どうも、こんにちは、
    ワタクシ、新年始まったばかりだというのに早くも息切れしたので、
    今日は帰宅してしまったタイ象でございます。

    昭和44年さまこんにちは!

    エンスト中とのこと。僕も似たようなものです、きっと。
    エンスト寸前、もしかして、二気筒のうち1気筒死んでるいわゆる片ハイ
    とか、そんな感じな、そんな年ごろですね、ワタクシ達は。
    当たり前ですが、押しがけは下り坂道で、下りが終わらないうちに
    かけないとキツいですね。
    平地なら誰かに押してもらうってのもアリですね。

    まさか、自分でも、時計について、こんなに語る事になるとは
    まったくおもってもいなかったです(笑)
    こういう事は自分の中では勢いつけるネタなのかもしれません。

    エンスト
    冷静に自分のペースってのを押し通せれば楽なんですけどね。そういうのが大人の事情で出来ない、
    そんな僕らの年頃ですよね。

    昭和44年さまも、どうか、マイペースで、ご自愛下さいませ。

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