2012年10月30日火曜日

24時間針の用途って・・・・

左:セイコー スーペリア SSA003K
右:ワイアード トモキ・スケザネモデル

時計に24時間で1周する24時間針が付いたモデルがあります。
その針が単独で操作出来るものは、いわゆる第二時間を指示させる事が可能な訳ですが、
そうではない、単独操作出来ないモデル ↑の2モデルの24時間針って
いったい何の役に立つのでしょうか?

昼夜の判別が付かないようなお仕事や環境の方(どういう環境よ?)
には良いかもしれませんが、実際、殆ど意味は無いですね。
しかし、左の時計は機械式なのですが、外しておくと、当然時計は停止している訳です。
その際に、
その時の時刻が10:00なのか22:00なのかを瞬時に判別出来るのです。
ゼンマイをまいて、日付合わせを即座に開始させることが出来るかもしれません。

腕時計の日付送り機構ってのは、殆どの場合、時刻が変化する(進む)ことによって
日付板が切り替わる機構になっているので、時針を回して日付を変えるのはOKなんですが、
これからよっこらしょと、日付を変え始める状態になった時に、
リューズを1段引いて、日付板をカチャんと切り替えるのは、
機構にとっては非常な無茶ぶりになるのです。
最悪は故障します。いとも簡単に。これは機械式じゃなくてもクオーツでも同じ事です。

但し、最近のクオーツは、ステッピングモータで切り替えていたりして、
リューズ操作が単なるスイッチ化している場合があります。まるでプリウスみたいだね。この場合は壊れないですね。多分。
リューズ操作がスイッチ化されたことによって、
「この時計、壊れてるよ」って僕のところに聞きにきたおじさんが2名いました。
いやいや、昔の時計とは違いますからね〜、
電波ド系は余計な事はしなさんな、とアドバイスしました(笑)

で、24時間針は、機械式の場合は、日付合わせ開始OKか否かの判別用として便利かな〜。
クオーツの方(右側)は全く、不要です。単なるデザイン上の問題。
そんなんだったら、日付をもっと見やすくしてほしいわ。

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