2009年10月6日火曜日

目に映るものって?

人間の目ってのは、いったい、どういう色に感度があるのでしょうか?


波長帯域でいうと「約380~780nm程度」
その感度のピーク(最大値)は「550nm近傍」

答えが、意外にあいまいなのは、個人差があるからです。

550nmってのはどんな色か?

いわゆる、緑色。それも
森の中に太陽が差し込みキラキラと葉が光り輝くような色を切り出してきたような
そんな色が
550nm(ナノメートル)。

光の単位にはいろいろあるのですが、
光の性質の一つである、波長を表現する際に
nm(ナノメートル)とか、μm(ミクロン(メートル))とか言います。

もっとも、色を表す表記としては、色度(しきど)座標なるものがあり、
通常、物体の色を表現するときは、これを用いる場合が多いです。
ちなみに色度座標を計算するのに用いる波長帯域は先の380~780nmが必須。

さて、タイ象は、色度についてはよく知らないので、言及しませんが、
波長550nmに関して、

色ってのは、
人によって、色の見え方は違うけど、
これを波長550nmという数値にすれば、それは、不変なのでした。
(他にも輝度・照度ってのもあるんですが、省略)

あなたの550nmと私の550nmは同じです
と断言できる、共通の尺度です。(色度もそうです)


で、人間の目の感度は、緑、新緑の緑色にもっとも感度が高いというのは、
太古の昔、人間は、森の中で暮らしていたからだとか、諸説あります。

まぁ、ここまでは、よくある話です。

じゃ、日本人と外人(青い目の人)とでは、見え方は違うのか?
これ、どうやら違うようです。
(この部分は、文献をあたった訳ではなく、タイ象の師匠から聞いたことなので
不確かですが)
これには、もともと、原始人だった時代から、
いや、そもそも、人種(DNA)が違うからなんだけど
生活している場所の湿度や温度・気候によって、水や土、空気、植物や、海や空や
ようするに全てのものは、違う訳なので、
見え方が違うらしいのです。
当然水晶体の透過率(波長分布も違うらしい)
ということは、カメラメーカーは、もしかして、
デジカメの信号処理エンジンは、国内向けと海外向けで違うのか?
そこまでは、聞いたことがないのでわかりませんが・・・・・。

しかし、目と脳の信号処理に関してはまだまだ、わからないことが多くあるらしいし、
網膜は感度良いですし、もっというと幻覚とかも見ちゃう訳だしね。
とっても深い脳科学の世界に逝っちゃう感じです。


ところで、目の感度には個人差があるといいましたが、
では、もし、ずば抜けて、紫外域や近赤外域で目の感度があったら、どう見えるのでしょうか?

残念ながら、タイ象はまだ、そういう人に出会ったことはありませんので、
知りませんが、CCDカメラなんかは、実際には人間の目には見えない波長の感度があるんです。
その波長の画像を表示するときは、白黒諧調で表示します。
っていうか、波長という単位を用いた時点で、着色することに意味を持たなくなるんです。
暗視カメラの映像がそうですよね。あれは、全部白黒です。
サーモグラフィの画像もそうです。あれは、CCDではないのですが、
原理は同じです。そして、感覚的にしっくりくるように着色して表示しているだけなのです。


さて、話が逸れました。
目の感度波長帯域は網膜と水晶体の透過率との組み合わせで、
380~780nm程度とかきましたが、
タイ象の知る事件(事故)で、衝撃的なことがありました。

それは、昔、東海村で、発生した臨界事故です。
確か、記憶ではウラン溶液をバケツで、移し変えるという恐ろしいことをやっていた?
例の事故。
事故に遭われた方のコメントで、「青白い光を見た」というのがありました。

これは、普通ではなかなか見る(目視)することが出来ないものだったはずです。
大量の放射線とともに発せられた光は、臨界時に起こる発光で
おそらく、網膜には、目に見える波長のほかに、色んな放射線が網膜に突入し
いや、網膜よりも細かいから、ほとんどは突き抜けていると思うのですが、
恐らく、電気信号として脳で処理されているんだと思うのです。
それが、青白く見えたんじゃいかとタイ象は思うのです。

被害に遭われた方々はすでにお亡くなりに(一名はご存命か?)なりましたが、当時(いや今も)は
日本で、このような強烈な被爆をされた患者さんをみる医療がまったく
経験が無かったので、これは、大変なことになったぞ!などと
素人ながら思ったタイ象でした。

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(事故が起きた この日、タイ象は東海村の某所に行く予定を急遽キャンセルして
代わりの者に行ってもらっていたのでした。
彼は、あの事故を起こした会社のすぐ近くのレストンランで遅い食事をしていたそうです。
帰りも、普通に車で帰ってきて、家に着いてから大騒ぎになっていたそうです。
規制をかけるのも通報するのも遅れに遅れた事故でした。誰もが初めての事態で
対応が困難だったとは思いますが。

その頃タイ象は新幹線車内の字幕テロップで事故を知りました。
「東海村で臨界事故発生、数名が被爆・・・・」
臨界事故?
核分裂が、何で起きてるんだ?チェルノブイリか?何だ?
クエスチョンが並びます。
彼は大丈夫なのか?

結局タイ象の代わりに行って、現場近くにいた彼は、後日被爆検査を実施し、異常ないことを確認しましたが、本来は、被爆前と被爆後の比較検査をしなければ、正確な放射線量はかれないと思うんですが、結果として被爆後しか計れないんだからしょうがないようでした。
白血球の現象、皮膚や爪の変形、所見なしでとりあえずOKというものでした。

タイ象がキャンセルしたのは、タイ象のせいではなく、いろんな状況の組み合わせで
タイ象と彼は入れ替わったのでした。
よく考えると、こういうのを運命とでもいうのでしょうね。
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この青白い光はチェレンコフ光というやつか?と思っていたのですが、
今、Wikiを見たら、そうでも無さそうですね。
難しいことが書いてありますが、それによると、タイ象の上の思いは
どうやら、誤りであるようです。だからといって、完全に否定するものでも無さそうです。
宇宙飛行士の件など。


それにしても、便利な世の中です。
昔はwikiなんて無かったもの。
いろんなソースがあることによって、噛む力が鍛えられます(笑)

もし、ちょっと違う目の感度があったら、
「あなたの知らない世界」が見えるのかもしれませんね。タイ象は遠慮しておきますが。

そうだ、岡本太郎とかピカソとかも、
もしかしたら、違う目の持ち主だったのでは?と思う芸術の秋でした。

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